丹沢湖は、神奈川県北西部に広がる丹沢山地にて 三保ダムにより作られた人造湖です。 周囲を険しい山谷に囲まれ、交通手段としては南側の 御殿場線 谷峨駅近辺より河内川沿いの県道76号線を辿るしかありません。 この秘境とも言える、南側からしか 辿り着けない筈の丹沢湖ですが、一部の地図をよく見ますと・・・ 北側、東側、西側にも何か道っぽいもの(赤線)が見えます。 (この導入は点線県道729号線 切通峠と同じものです) |
| というわけでやって来ました。地図上の★の位置、 ここは神奈川県松田町の寄(よどりぎ)です。 東側から秦野峠林道を越え、丹沢湖を目指してみます。 |
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時節は冬、元旦明けです。
温度計がマイナスを指している気もしますが見なかったことにします。
芝生に霜が降っていますが、路面の凍結や雪はありません。
良い天気だ!
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![]() | 険しい丹沢の山地を一枚パチリ。実際に越える秦野峠は、写真の左外側ですが。 |
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秦野峠林道の入り口に到着。案内図によると出口までおよそ15kmです。
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さて秦野峠林道は真っ直ぐ続きますが・・・
(写真は看板に施設名と電話番号が大写しのため、加工してあります)
ここでぐいーんと左折して下降します。 |
![]() | そして先人?の残した鉄板を使って、無理矢理川を渡ります。 どんどん秦野峠林道を離れていくよ・・・ |
![]() | ちなみに川には吊橋もありますが、立ち入り禁止でした。 立ち入り禁止でなくても自転車同伴では渡りたくはありませんが。 板が抜けてるし。 |
![]() | 秦野峠林道の対岸を北上し・・・これかな? 二筋の道。または道っぽい何か。 何故林道を外れてこんな場所に来たかというと・・・ |
Yahoo!地図も併せてご覧下さい。 赤線が秦野峠林道ですが、 それとは別の緑線。 これが一部地図にて「神奈川県道710号線」と記されている線です。 載っていない地図も多く、本当に道があるかも疑問でしたが、 どうやらなんか道を見つけてしまいました。 内心、何も見つからず諦め、普通に秦野峠林道を行く事を期待していたのですが・・・。 見つかっちゃったなら入るしかないね! ・・・この軽い気持ちの判断が、私の探索史上、忘れられない大惨事に繋がるとは、 この時は思いもしませんでした・・・。 |
![]() | さてさて、左右どっちが正解かな?右側はそのまま河原へと通じていたので、 上へと登っていく道をわざわざ作った(と思われる)左側を登って行きます。 何かテープが張り巡られ、そして道っぽいのが・・・続いてる。 |
![]() | おおお?暫くは土と落ち葉で隠れて見えませんでしたが、 簡易舗装が施されています。当たりだ!ヒャッホー |
![]() | しかしここ、さっきの川があるから自動車じゃ入れないよな・・・。 昔は橋があったのだろうか? と思って昭和52年、63年の空中写真を閲覧してみましたが、見えませんでした。 |
![]() | あれ。舗装は唐突に途切れ、河原に出ました。 正面に割れた土管?があるので、人の手が入ったことはあるようですが・・・。 と、とりあえず正面に行ってみ・・・ |
![]() | 無理じゃあああああああああああああああ! 潅木地獄、ここを自転車同伴で突入するのは流石に無理です。 |
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自転車を置いて徒歩で突入してみる。既にどこが道かもわからないが、
なんとなく窪んでるっぽい所を選んで・・・
無理でした。先が見えない。 |
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正面(西)は潅木地獄、左(南)側は岩壁で論外。となると、残るは・・・
右側の川を渡るしか道は残っていません。
一応、道幅に木が生えていませんが、
だとしたら道は川を斜めに渡っていたということ???
どう見ても(マトモな)道はもう無いのだし、 素直にここで引き返していれば、 あんな目に会う事も無かったんですけども。 |