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青線が踏破部分です。
前回、東側の細い線から侵入して、太い線に合流しました。 中途半端な位置なので、一旦太い道の南端★にまで出てきて、 そこから今度は北上していくことにします。 |
![]() | というわけで、南側の入り口です。 特に封鎖などされていません。 等高線で見るとここが一番高い位置、ここからずっと下っていきます。 |
![]() | 入り口付近だけに錆びたガードレールがありますが、すぐになくなります。 道幅は二車線相当?かなり広い規格。 |
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ガードレールがなくなっても、東側の10メートル程の段差は、
石垣でしっかりと補強してあります。
こんな立派な道が、目的を達せないまま未成で終わってしまったとは。 |
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しかし路面は未舗装とはいえ、かなり綺麗です。
轍の跡もあるし、日常的に使用されている模様。
・・・と不思議に思っていたところ、正面から 「○○温泉協会」とのロゴが入ったトラックが現れ、 「水源地 立入禁止」と書かれた看板の前で停車、乗員がその奥へと入っていきました。 なるほど。 |
![]() | 路肩にコンクリート製のガードブロックがありました。 金属製のガードレールが普及する前の、古い時代の物です。 |
![]() | 山側にも立派な石垣。しかし何十年経過しているのか、深く苔生しています。 |
![]() | 似たような風景の中をずっと下っていき、大きくカーブを描き・・・ |
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終わりは唐突にやってきました。
ここまで車の轍もあったのに、ここを終点に森が立ち塞がっていました。 ・・・いや、正面に細い獣道が。 行くしかない、地図通りに。 |
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ちなみに現在位置は★ここです。
細い赤線の未探索部分、北側の合流地点にはサッパリ気付きませんでした。 南側と同じような階段だったのかな・・・。 |
![]() | 森の中に突入してみると、すぐ脇にはまだ立派な石垣が続いていました。 この石垣を頼りに進んでいきます。 |
![]() | 暫く進むと木や笹が完全に道を塞いでしまいました。 路肩の上を行けば大丈夫そうですが、 自転車同伴でこれはキツイぞー! |
![]() | 更に進むと、石垣が高度を下げてくると共に、 路肩に隠れていた排水路が見えてきました。 |
![]() | 道路の反対側が次第に明るくなってきたので目を向けると、 反対側にも路肩の施工がありました。 幅はおよそ二車線、今まで埋もれて見えませんでしたが ずっと二車線幅で工事が行われていたのでした。 |
![]() | しかし、道路内と外側を比べても木の密度や太さがほぼ同じです。 自然の森と同化してしまう程の時間が経過しているのでしょう。 |
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少し開けた場所があったので、左右の路肩を一枚に収めてみました。
ここにあと舗装さえ施されていれば、ここまで森に埋もれることもなかったでしょう。 でも、未成のまま放棄されたのなら、未舗装で良かったと言えるかもしれません。 |
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おおお、道の先が黄金色に輝いている!
あれが・・・ |
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脱出!
突然空が広がり、眩しいススキ原が眼前に広がりました。 |
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「この先通り抜けできません」
通り抜けちゃいました。 |
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そして、仙石原のススキ原の光景。
初めて見ましたが、これはすごく綺麗。観光名所になるのも頷けます。
4月のススキ、しかも3月に野焼きをしたばかりらしいので、 これでもまだ本気じゃないのでしょう。 10月にまた見に行ってみたいものです。 |
![]() | 黄金に輝くススキ原の中を貫くこの歩道が、 実は二車線道路の跡だったとは誰も思いませんよね・・・。 |
![]() | 出口で振り返り、見上げてみる。 この一直線の道が、奥に見える森の中まで続いていたのでした。 |