仙石原 台ヶ岳未成廃道1



仙石原はススキ原や温泉で有名な、箱根の観光名所です。 そんな仙石原の台ヶ岳の麓、ススキ原を貫く未成道路の跡があります。

地図所の赤線が、地図上で読み取れる未成道路の軌跡です。 ポーラ美術館のすぐ近く、マークの位置より突入してみました。




の位置より少し引いて、台ヶ岳を見上げて見る。

結構高いなぁ。

現在位置とあの山頂、その間にこれから向かう未成道路があるはずです。


入り口は・・・こ、これかぁ・・・。

最初は流石にコレは違うよなぁ、と思って通り過ぎてしまいました。 しかし地図と照らし合わせると、ここで間違いない模様。 不安がモリモリ膨らんできますが、行くしかない!


少し入ると、路肩が綺麗に整えられていました。電柱もある。 ここで間違いないようです。
しかし地面は未舗装。ふかふかの土と落ち葉の中に石がゴロゴロ隠れており、 自転車に乗っての移動は早々に諦める。


そしてすぐに怪しくなってきた。整備されてたのは入り口付近だけか!


お、おふぅ・・・。上りつつ折り返したあたりから、 更にどんどん怪しくなってくる。道が塞がりかけている。
この次点で既に自動車が通る道じゃない。こちら側は工事も未着工だったのだろうか。


そして・・・
ようやく視界が開けたと思ったら、なんと地図に無い十字交差になっていました。どうしよう。
とりあえず地図通りに直進するべきですが、左右もちょっと覗いてみよう。


左側(山頂方向)はほどなく、このような徒歩用の木橋がありました。 恐らく登山道。地図上の未成道路と登山道が交差していたのでしょう。

ちなみに橋の下の沢に人工のコンクリートブロックが落ちていましたが、 この橋の先は自動車で進入できるような地形じゃありません。 橋脚とかじゃなくて、上流から流されてきたものかな。


更に登る登る。笹の葉を掻き分け、倒木を乗り越えて。


路肩が崩れ落ちてたり。

・・・しかし、こんな道が地図に残されている未成道路なのだろうか。


と思ったら、突如現れる、深く苔生した石垣と境界杭。 確かにここに、道路を作ろうとしていたようです。


そしてT字路に突き当たりました。


現在地はここ。 ここから南下して端まで出てみようと思います。


左(南)へ向くとすぐ、パイプで階段が作られていました。
あと地面に謎の木蓋。中からは水が流れる音がしていましたが、何でしょう? これはこの先に何個もありました。


しっかり道の痕跡はあるが、やはり車が通れる幅ではありません。 登山道として使われているのでしょうか。


またも十字交差。そして謎の木蓋に謎のタイヤ。
正面は階段ですが、チャリを担いで地図通りに真っ直ぐ進みます。


そして似たような風景の中を上り続け・・・ついに太線の道とぶつかった!
かなり立派な造りのようで・・・で、どうやって上と合流するのこれ。


こここ、これかぁ・・・。
周囲を探しましたが、これしか無いようです。


というわけで、チャリを担いで階段を登り・・・太線の道に合流!!


仙石原 台ヶ岳未成廃道2へ続く。


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