西伊豆町 国道136号線 黄金崎旧道2



:現在地

ここより南へ向かいます。 地図を見ての通り、海側はずっと崖記号、 山側も等高線の間隔が狭く殆ど崖状態です。




柵。ココから先には入っちゃいけませんよーという目印。 これを、よっこらせっと乗り越えていきます。 後ろには観光客。見ていないうちにサササーっと。

うっすらと踏み跡もあるしねー


踏み跡もあるし・・・ある?無いよねー

深いススキを掻き分けつつ進みます。 秋のススキ密集地帯はある意味夏の激藪地帯よりもタチが悪いです。

正面にある特徴的な薄い岩は、1ページ目で紹介したバスが通っている横の岩でしょう。 ということは、自然の形ではなく、道路を通すために掘り割りした結果、 この形状になったのかな?


例の薄い岩に近付く。ススキがススキが・・・顔の高さにまで。ススキに埋まる溺れる。 無理に突っ切ると押しのけたススキの穂が顔面にピシャッと当たるため、 顔を伏せ、腕を前に出して突っ切る。


しかも先ほどからの雨、ススキの葉も穂も濡れている・・・。

更に、足元が全く見えないのに、10〜20cm大の瓦礫がゴロゴロしており非常に危ない。 足を踏み出した先がガラッと崩れたり、くるぶしに岩が当たって流血したり・・・。


道の続く先を見る。道路の遺構は微塵も見えず。 でもあの凹んでいる部分が道だったんだろうなぁ


と思っていたら・・・

ア、アスファルトだー!


ようやくススキ地獄も薄くなり、アスファルトに加えて 錆びたガードレール支柱の残骸(写真右下)も発見。

しかしアスファルトはすぐに消え、その先には海へと落ち込む傾斜。 崩れた土砂が道を斜めに埋めていました。


土砂崩れの上流側。セメントで固めた壁の更に上側から土砂が流れてきたようです。 傾斜はおよそ30度、草も生えているので問題なく越えられそうです。


土砂崩れ地帯のうち最も傾斜が激しい部分を越えた辺りで・・・なんぞこれ。 直径1〜2cm程と微妙に茎の太い植物が群生しています。 避けて進める隙間も無く、無理矢理押し分けて先へ進みますが、 手を離すとビョーンと戻って体を叩く。痛いし不快・・・。


謎の植物を掻き分けて土砂崩れ地帯を突破。 ここに来て初めて現存するガードレールを発見。 海の際で35年も放置されているのに、まだかなり綺麗に形を留めています。 高度的には水面から20メートル程?上なので、 波飛沫が直接かかることは無いとはいえ。


暫く進むと道も(今までよりは)マトモになり、 突然広くなったような錯覚を受けます。コレが本来の道幅なんだけどね・・・。


どーん。

ついに出遭ってしまった、決定的土砂崩れ。 流れる土砂がガードレールを食い破り、海に飲み込まれています。 傾斜はおよそ30〜40度。これは・・・行けるのか?


黄金崎旧道3へ続く。



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当ページの地図は カシミール3D で作成したものを使用しています。 inserted by FC2 system