西伊豆町 国道136号線 黄金崎旧道1



日本交通公社 「新日本ガイド 伊豆箱根富士」(昭和48年発行)より 黄金(こがね)崎。西伊豆の観光名所であり、 プロピライト化した変朽安山岩により黄土色に輝く岬です。 ここに赤い夕日が差し込むと、この黄土色が赤味がかり、 正しく黄金色に染まることから、黄金崎と呼ばれています。

そして左の写真をご覧下さい。 黄金崎の切り立った崖に舗装された道路が削り造られ、 バスが走っているここが旧国道136号線です。

しかし昭和50年、黄金崎を真っ直ぐに貫く黄金崎トンネルが開通することで この崖の危険な道は旧道となり、そして・・・






間も無く、岸壁の崩落と共に







廃道となりました。




黄金崎周辺の地図です。 黄金崎トンネルで岬を南北に真っ直ぐ貫いているのが現国道136号線、 そしてその左に海沿いを走っている道が、その旧道です。 赤線部分が、地図に描かれない、既に廃道と化しているエリアです。




北側より探索開始。国道136号線、黄金崎トンネルの少し前を海側へ入ると、 宇久須隧道が見えます。昭和7年完成。静岡県の近代化遺産でもあります。



宇久須隧道内部の様子。センターラインが引いてありますが、1.5車線位しかないよなぁこれ・・・

ちなみにこの隧道の天井に、斧が刺さるように埋め込まれており、ある意味名物だったのですが、 1997年に突然紛失してしまったそうです。


隧道を抜けたこの一帯は黄金崎公園です。 写真はコレクションガーデン。四季折々の花を楽しめます。 中央の微妙にオレンジ色に色付いているのはヘメロカリスの花かな? 写真の奥の海に迫り出した崖、その向こう側が宇久須港です。



廃道区間が迫ってくる・・・


黄金崎の碑。観光客もチラホラいました。 しかし、ご覧の通りに雨が降り出した・・・。 天気予報では降水確率10%だったのにこれは酷い。


黄金崎から海を見下ろす。岸壁は本当に金色っぽい。 ここに夕日が当たると正に黄金色に輝くんだろうなぁ。 そして、海の色が緑色がかってる!すごい! 海の青+岩の黄色によるものでしょう。


そして南側へ進む。地図通りだとこちらが旧国道136号線、のはず。 ちなみに右側の胸像は宇久須出身の鈴木伊三郎氏。 軍艦「旭丸」の航海長らしいです。


道が・・・あると思ったらそんなものなかった! ここが、かつての国道か・・・。

そしてますます雨は激しくなって行く。


黄金崎旧道2へ続く。



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